HAI ホーム > 人工呼吸器 関連肺炎 (VAP)

人工呼吸器 関連肺炎 (VAP)

HAIの中で最も高い罹患率及び死亡率の要因


人工呼吸器関連肺炎 (VAP) は今日、臨床医が懸念する三大感染のひとつです。米国では、 医療関連感染 (HAI) によるすべての死亡件数のうち、VAP に起因するものが最大 60% に のぼるといわれます。1 米国での主な統計には次のようなものがあります:

救急患者の約8~28% が VAP を発症2
医療関連肺炎患者の死亡率は20% ~33%1
VAP により患者の ICU 収容日数が4 ~6日増加1
VAP 1 件によって発生する追加費用の概算は20,000 ~40,000ドル1
VAP は世界的な問題です。 ドイツでは、ICU 患者の2001~2005人、5.72% が VAP を発症しました。3
最近の統計によれば、フランスの ICU 患者の9.2% が ICU 収容中に感染した肺炎を発症しています。4
また、英国では院内で感染した下気道感染により、入院期間が平均12日延長され、患者1人あたり平均4,149 ドルの 追加費用が発生しています。5

CDC の全米院内感染サーベイランスシステム (National Nosocomial Infection Surveillance System :NNIS) の2002年の報告によれば、 継続的に人工呼吸器を利用する患者は、人工呼吸器を使用しない患者に比べ、医療関連肺炎を発症する危険性が6~21 倍も 高いとのことです。 この大きなリスクのために、過去 20 年間にわたり、医療関連肺炎研究の大部分は VAP に重点が置かれてきました。6


  • CDC. Guidelines for Preventing Healthcare-Associated Pneumonia, 2003. Recommendations of the CDC and the Healthcare Infection Control Practices Advisory Committee. MMWR 2004; 53 (No. RR-3).
  • Chastre J, Fagon J. Ventilator-associated pneumonia. Crit Care Med. 2002; 165:867-903.
  • 出典: KISS Krankenhaus-Infektions-Surveillance-System. Modul ITS-KISS.
  • 出典:HELICS Implementation Phase II, Final Report、2005年3月
  • The Socio-economic Burden of Hospital Acquired Infection. Executive Summary. Public Health Laboratory Service、1999年
  • http://www.cdc.gov/ncidod/dhqp/dpac_ventilate.html

 

教育プログラム